前回はMicrosoft社の "Visual Studio" でコンソール上に迷路を表示するプログラムを作成するまですすめました。
今回は今までに作った迷路表示アプリはそのままにして、新しいアプリのためのプロジェクトを追加し、ソースコードを分けて実行できるようにするために、Visual Studio のソリューションに「プロジェクトを追加」して、別のプログラムを動かすところまでお話したいと思います。
また、過去に作った別のプロジェクトを実行する手順についてもあわせてお話します。
いままでの記事では文字を表示する「Source.c」を書き換えて実行してきましたが、それだと、前までに作ったせっかくのプログラムが消えてしまいます。 今後は新しいプログラムを作るときは別のプロジェクトを用意して、そこに同じようにソースコードを作成しましょう。
そうすると気軽に過去のソースコードを取っておくことができます。過去に振り返ってプログラムを実行したり、ソースコードのコピー&ペーストできますしね!
ソリューションエクスプローラーでに表示されているソリューション(この記事シリーズのまま作っている人は、"SampleSolution"という名前かと思います)を
→ → で作成します。※プロジェクトの作成は以前の下の記事で詳しくお話しているので、わからなければこちら↓から確認してみてください。
今回は"0020_keisan"という名前のプロジェクトを作成することにします。
を選んで を押すと、ソリューションにプロジェクトが追加で作成され、合計2つのプロジェクトがソリューションに存在することになります。
ソリューションに2個目のプロジェクトである"0020_keisan"が追加されました!
プロジェクトを新しく作ることで、1個のプロジェクト"0010mojihyouji"とは別のアプリを作ることができます。
プロジェクトが違えばソースコードなんかも同じ名前で作っても問題ありませんし、ビルドやプログラム実行も、プロジェクトごとに行うことができます。
最初のほうの記事にも細かな手順を記載してますが、空のプロジェクトを作るとき、そのプロジェクトでソースコードを書いてプログラムを実行~終了したらウィンドウが一瞬で閉じる設定になってしまっています。
このままだとプログラムを実行した結果がわからないので、プログラムが終了したときに、キー入力を待ってからウィンドウを閉じるように設定しておきましょう。(プロジェクトのプロパティから、サブシステムの項目に「コンソール(/SUBSYSTEM:CONSOLE)」を設定しておく)
ではでは、新しく作成したプロジェクト"0020_keisan"の中に、お試しで、別のプログラムを書いて、実行してみましょう。
0020_keisan の中の
を し、 → を選択して空のC言語のソースコードを追加します。
今回は名前は「Source.cpp」から「Keisan.c」に変更して、
ボタンを押しました。無事に 0020_keisan の[ソースファイル]の中に Keisan.c が追加されて、ソースコードのテキストエディタに何も書いていない(空のファイルなので)ソースコードがエディターで編集できる状態となっていれば大丈夫です。
以下のソースコードを書いていきます。
#include <stdio.h>
void main()
{
printf("あなたのステータス:\n");
printf("レベル:1\n");
printf("体力:100\n");
}
ソースコードの中身は前回までの記事シリーズを参照すればどんな意味かなんとなくわかるかと思います。
ではプロジェクト "0020_keisan" を実行してみましょう。
ソリューションエクスプローラのプロジェクト "0020_keisan" を
し、メニューから を選択します。これで、プログラムを実行するときの対象プロジェクトが"0020_keisan"になりました。 もし、この作業を忘れてプログラムを実行すると、意図しないプロジェクトのプログラムが実行されたりするので気を付けてくださいね。
※ちょっと見えずらいのですが、起動するプロジェクト(スタートアップ プロジェクト)のプロジェクト名称部分が太字になっています。
→ 、もしくは、 + などで実行すると、以前の記事で最初のプログラムを書いたときと同じように、ビルドするかの確認メッセージが出るかと思います。
ビルドしたいので、
を選びます。コピペミスやタイプミスがなければ、ちゃんとプログラムが動くはず・・。無事に動きましたね。3行文字列がコンソールに表示されました。キーを押してプログラムを終了しましょう。
いま起動する設定以外のプロジェクトのソースコードを編集したり、プログラムを動かしてみたい場合は、先ほどと同様に、起動したいプロジェクトをソリューションエクスプローラからクリック選択し、右クリックのメニューから
を選択してあげてから、 + 等で起動すれば大丈夫です。
今回まででC言語の開発環境についてのお話はいったん終了です!
次回からは具体的にC言語の中身を例つきでお話していきたいと思います。 具体的にはスコアや体力などのプレイヤー計算をするプログラムを書くようなお話をしたいと思います。
今日はここまで。お疲れさまでした。
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